年始からスタートした大家猫式によるWABISABIオフィスリノベーションが完了しました。約6日間の泊まり込みでの作業。ありがとうございました。ご苦労様でした。
今回注文したのは、センターテーブル・作業用のデスク・棚の3点。どれも渾身の出来に拍手喝采です。
新たに購入したのは塗装用のオイルステンのみ。全て、家にあるもんで製作していただきました。
住みながら手を入れることで徐々に快適になっていく。これぞ、古民家だからこその楽しみ方ではないでしょうか。
古民家はアメ車と一緒。可愛がってあげないと、すぐご機嫌斜めになり不具合を起こします。
このちょっとしたトラブルに対して、手を入れて楽しめるか、楽しめないかが、古民家に住める住めないの分かれ道。
ちなみにWABISABIオフィスは築90年の2階建の古民家で、1階は居住空間となってます。
最初に完成したのが、この棚。オフィスで使っていた収納ボックスが下段にすっぽり入るサイズで製作してもらいました。
かなり大きなサイズの棚です。これで散らかっていた小物や書類の収納場所には困りません。
こちらがデスク。作業用で使っていた机2つをL字にドッキングさせ、手元が隠れる高さの壁を付けてもらいました。
板と板の間に隙間ができないよう、めちゃめちゃ細かな細工がしてあります。
いただいた広告物が、部屋にに散らかっていることが多々あるため、サイズ別で置けるフライヤーストックも設置。ちょっとしたことですが、あると嬉しいですよね。
そして今回の1番の大作がこちら。足場材と流木で作ったセンターテーブルです。もう7年以上倉庫に保管していた材を、磨きに磨き上げて、使用していただきました。
こちらが足場材を組み合わせて製作した天板。材自体が腐っている部分もあったため、使えるようにするまでが大変。それはそれは血が滲むほどの研磨が必要となります。
天板下の飾りで、謎の模様が入った廃材を使用してもらいました。これだけで、ぐっと引き締まります。
何になるかわからないけど、取っておいた材木。燃やそうか悩んだこともありましたが、こうして命が吹き込まれて、新たな活躍の場が生まれました事が何よりも嬉しい。
あるもんで作る。だからこそ生まれるもんがある。
今回は、作って欲しいものとざっくりの予算を伝え、色々と案を出し合いながらの製作となりました。
気兼ねなく背伸びすることなく、相談できる。泊まり込みで製作してくれるので、急な変更にも対応してくれます。毎晩、晩酌しながら、何度も話し合いました。
やっぱりあ〜したい。ここはこうのが良い。現場で生まれる閃きとアイデアは100万ドルの価値ありです。
その声を反映できるかどうかは、出来上がりの納得具合にかなり大きな違いがあるように思えます。
大家猫式だから実現した今回のリノベーションとなりました。
依頼した感覚としては、100%でお願いしたら280%で返ってきたって感じです。
ちなみに大家猫式はたくさん食べます。そして美味しいもの大好きなので、泊まり込みでの作業をお願いする際は、たくさんご飯を炊いて美味しい食事を提供してくださいね。
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お読み頂きありがとうございました。