日本じゃないみたい。いや江戸時代に戻ったのかも。
この世では見れないものを見れた気がする。
誰も真似できない。世界から人が来てもおかしくない。
これが本物の祭りだ。理由もなく泣けてくる。
そんな声が飛び交う奇跡の瞬間は豊田橋の下で起きました。
祭囃子で人が歌い踊る会場。ステージはゴミとなる廃材を再利用して作られています。
昔の建て具や、畳など上手く利用されていて江戸の下町のような雰囲気。
電気は全てソーラーパネルで発電しています。雨降ったらライブがやれない!
出店者も発電機の持ち込みが禁止となっていました。この写真の電気は全て自然エネルギーです。
これにより、会場どこに行っても、発電機のヴォーっという雑音は聞こえてきません。
個性的な出店ばかりが並びます。こちらの団子屋さんはまさかの茅葺き屋根です。
真ん中にはヤグラが組まれ、盆踊り、阿波踊り、郡上踊り、エーサー、太鼓、韓国の踊りなど、日本中、世界中の伝統的な踊りが集まりました。
相撲をとったり、巨大なブランコに乗ったり走り回る子供たちをたくさん見ました。
巨大なオブジェや、長崎に落とされた原子力爆弾の模型なども展示され、芸術も爆発!
ソールファーマーズニッポンのエリアを覗くと、生きた鶏をさばいていました。毎日のように食べているお肉も、どんな風に食卓に並ぶかを見ることで、感じ方も変わります。知ることはとても大切です。最強の食育。
こちらメインステージ。カッコ良すぎます。廃材とは思えないクオリティーの高さ。
ここまでして、入場料は投げ銭です!お気持ちちょうだいします!ここまでやるって本当に凄い事です。
ぼくも毎年手ぬぐいを2000円で買って参加させてもらってます。
会場はゴミが落ちていませんでした。子どもたちにゴミ袋をもたせて、集めると子ども通貨が発見されてゲームしたりやお菓子をもらえるシステムに感動しました。
子どもからしたらゴミ拾いも遊び。素晴らしいアイデアです。
そして何よりスタッフの方々の頑張りにより、常に綺麗な会場がたもたれていました。
心意気で生まれた3日間の豊田橋の下世界音楽祭。こんなイベントは日本中探したって出会えません。
感動と再会と出会いと閃きが何十回と押し寄せてくるような感覚。
主催者、スタッフ、演者、そして来場者までもが橋の下を愛し、大切に育てています。目まぐるしいパワーが混ざり合って、龍のように天高く登っていくのを感じます。
これぞ祭りだと。改めて祭りの意味を教えてもらった気がします。
橋の下は希望。来年も凄く楽しみです。この日の世界の真ん中は間違いなくここでした。
ありがとうございました。